管理人は『わたぐも』さん(@watagumohuwahuw)という20代の男性です。
大学卒業後、実家を出て海の近くにある空き家を改装しながら一人暮らしをされています。といっても全くの隠遁状態ではなく、生活費を稼ぐためにアルバイトをしたり地元の催し物に参加したりされているとのこと。
そのため、地元の方から魚や野菜などをおすそ分けしてもらったり、近所の方が遊びにきたりと普通に交流し良好な関係を保たれているようですね。
わたぐもさんが一人暮らしをはじめたきっかけ
ブログで見る限り、特にコミュニケーションが下手とか人付き合いが苦手といった印象はまったくありません。では何がきっかけで人里離れた場所で一人暮らしをするようになったのか?
それについてはブログ内にて言及されています。
学生時代の穏やかな生活のリズムが乱れてしまうことに対し大きな不安を持たれたようです。また、組織の中にいることは苦手でプライドも高いと自己分析されています。
そのため、普通の会社に入って人間関係に悩みつつ、下げたくもない頭を下げて給料を稼ぐことが果たして幸せなのか?という自問自答をした結果、「穏やかな場所で穏やかに生活していこう」と決心されたようです。
ちなみに上の写真は、テント生活をするために原付バイクで出発する時の写真です。ソーラーパネルと、調理器具やコンロ、衣類などの生活用品が入ったボックスをくくりつけ、写真には映っていませんがテントと寝袋をフロントに引っ掛けていたそうです。
わたぐもさんの一人暮らしの変遷
わたぐもさんの一人暮らしはテント生活からスタートしていますが、今現在の空き家生活までどのような変遷を辿っているのか簡単にまとめてみました。
2013年の1月下旬から5月中旬までの約4ヶ月間生活されていたテントです。アパート出発後、海岸線を一週間ほど走り続けてこの場所に辿りついたとのことです。
テント生活をされている間、面白半分で見に来る人や親切にしてくれる人もいれば、警察に通報する人もいたそうです。また、わたぐもさんのテント生活を取材する新聞記者さんまでいたそうで、なかなか波乱に満ちていたようですね。
テント生活を経て借りることになったのがこちらの空き家。2013年の5月から2015年の5月まで2年間生活されていたそうです。
冬には薪ストーブを直して使用されていたそうで、今の平成の時代に昭和を感じさせるノスタルジックな写真がブログに上がっていますが、当事者のわたぐもさんからしたらそんな呑気な状態ではなかったとは思いますが。
こちらが2015年の6月から住まれている空き家です。お隣さんが見つけてくれ、所有者を探して契約にこぎつけたそうですが、家賃はタダなんだそうです。
外観からもわかるようにかなり痛んでいるようで、暇を見ては自前で修繕しながら生活をされています。
わたぐもさんが住んでいる所
現在わたぐもさんが住んでいるのは和歌山県の串本町というところです。
紀伊半島の突端に位置していることもあり、もともとは漁業の盛んな漁師町として発展しました。最近では、その風光明媚な環境を生かして観光に力を入れているようです。
現在わたぐもさんがお住まいの家は、大きな集落からはちょっと離れた海の近くなんだそうです。また、一番最初のテント生活はまさに人里離れた自然の中だったようです。
ブログの中でテント生活をしていた場所が明かされていたため、参考までに地図を載せておきます。グーグルアース写真に切り替えて見てみると、そのガチ感に震えます。
また、テントがある場所から撮影した動画も公開されてましたので紹介しておきます。どのくらいワイルドな環境で生活されていたかがよく分かるかと思います。
余談ですが
わたぐもさんは学生時代からピアノをされているそうで、作曲もされているそうです。ブログを読んで、わたぐもさんの曲を映画に使いたいという映画監督さんからのオファーもあったそうです。
今の住まいにもピアノを置かれているようで、また自宅の近くにグランドピアノが置いてある施設があり、定期開催されるイベントでピアノを演奏されることがあるそうです。
ブログにてその時のピアノ演奏を聴くことが出来ます。他にも日々の演奏をいろいろ聴くことができますが、ひとつだけ最近の演奏記事へのリンクを張っておきますので海辺の風景を思い浮かべつつ聴いてみてはいかがでしょうか?